落語
英検1級の二次試験対策(面接)の準備をしている頃、落語を聴き始めるようになりました。
それ以来、10年ほど、週に数回、落語を聴いています。
その頃、面接試験で真面目な顔でスピーチをするのが、なんとなく気恥ずかしく、聴衆のかた(面接官)を巻き込んで同じ和やかな空気感にする方法はないかなと考えていました。気付いたのが、落語でした。
落語の構成
■ マクラ―本題と関連する小咄。
お客さんの気持ちをほぐすと同時に、客層を見極めて本題の演目を決める。
■ 本題
■ サゲ(オチ)―本題の終わりの部分。
滑稽噺(こっけいばなし)と、人情噺(にんじょうばなし)
落語には、大きく分けて2種類の噺があります。
◇ 滑稽噺―最後にサゲが来る笑いがメインの噺
◇ 人情噺―親子や夫婦の愛情といった人情がテーマの噺
おススメの落語家
・古今亭 志ん朝(ここんてい しんちょう)
―伝統的な落語で、天才と呼ばれました
・柳家 小三治(やなぎや こさんじ)
―「マクラの小三治」の異名。2014年 人間国宝 認定
「業(ごう)の肯定」
落語家の立川 談志(たてかわ だんし)は、
『落語とは、人間の業の肯定である』と言いました。
落語の中には、「しょうがねえなあ」という人物がたくさん出てきます。
「でも、人間はそれでいいんだよ。お前さんが笑ってるその人は、お前さんそのものだよ」という、懐(ふところ)の深さが、落語にはあります。「かっこつけずに、お前さんのままでいなさいよ」という気持ちにしてくれます。
先に書きました、面接で英語スピーチをする時の気恥ずかしをほぐしてくれたのは、落語のこの自然体ぐあいでした。
最近、肩に力が入り過ぎているな……というかたはぜひ。
YouTubeでいろいろ聴けます。
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塾長 丹上卓哉
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