ひとくくりには語れない
先日、ニュージーランド人のかたと話をしていた折、話題が「街中でのアイ・コンタクト」になりました。
これは、私がニュージーランドに住んでいた頃、驚いたことのひとつでした。
私はまず、ニュージーランドの首都ウエリントンで生活を始めました、
街の人は、明らかに現地の者ではない雰囲気を醸し出す私に、目が合うと、目で「どうも」と合図をしてくれたり、“Hello.”と声をかけてくれたりしてくれることがありました。
この laid-back(くつろいだ)な雰囲気に私は驚き、とても心地よく思っておりました。
これが、今も、ニュージーランドを再訪したいと願う理由のひとつでもあります。
さて、この話を先ほどのニュージーランド人のかたにすると
『確かに、ニュージーランド人にその傾向はあり、
電車・バスなどの公共の交通機関でも、見知らぬ人に話しかけたり、「人に笑顔で接しなさい」ということを習う』
とのことでした。
ただ反面、
“It depends on people. Everyone is different.
There is not a one-size-fits-for-all scenario.
There are unfriendly people who don’t want to make eye contact maybe because they are shy or maybe they just don’t want to get into a conversation.”
(それも人次第で、みんながみんな、そういうわけとはいかない。
必ず当てはまるという話ではないと思う。
アイ・コンタクトをしないフレンドリーではない人もたくさんいて、おそらくそれは、その人が性格がシャイだからとか、会話をしたくないという理由からなのかもしれない)
とのことでした。
※ one-size-fits-for-all【形】「何にでも当てはまる」「ワンパターンの」
確かに、例えば、ある固定観念で日本人全員を判断するのは難しいことです。
あまりステレオ・タイプに走るのは、判断を誤ることになると思います。
あせらず徐々に話す人の数と、経験値を増やし、その中で、ゆっくりと自分自身の判断をすることが、楽しく実りある、また安全な海外生活を送るのに重要かもしれません。
このことを、海外留学をする生徒さんに伝えてみたいと思った次第です。
お読みいただきありがとうございます。
本日が皆さまにとって、良い日でありますように。
にがみ塾 丹上卓哉