マイクロプラスチックって、何?
マイクロプラスチック
(microplastics)
は、直径 5mm以下の
微細なプラスチック粒子。
以下の様に分類できます。
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◇ 一次マイクロプラスチック
意図的に生成
(例:洗顔料のマイクロビーズ)
◆ 二次マイクロプラスチック
自然環境での劣化・摩耗で生成
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環境への影響
マイクロプラスチックは、
環境に悪影響を及ぼします。
海洋環境
マイクロプラスチックは
海洋に広く分布。
海洋生物に深刻な影響を
与えています。
( having a serious impact on marine life )
食物連鎖で
有害物質が蓄積される
可能性があります。
( Toxic substances can accumulate through the food chain. )
陸上環境
陸上でも影響があります。
土壌に蓄積された
マイクロプラスチックは
土壌の性質を変えます。
農作物( crops )や
土壌生物( soil organisms )に
悪影響を及ぼす
可能性があります。
人体への影響
マイクロプラスチックは
食品や飲料水を通じて
人体( human body )
に取り込まれる
ことがあります。
これにより、
呼吸器系
( respiratory system )
消化器系
( digestive system )
に影響を及ぼす可能性
があります。
例えば、
マイクロプラスチックが
吸引されることで、
喘息
( asthma )
呼吸器障害
( respiratory disorders )
のリスクが
高まる可能性があります。
また、
発がん
( carcinogenesis )
免疫機能の低下
( decrease in immune function )
生殖機能障害
( reproductive dysfunction )
などのリスクが
懸念されています。
どんな対策があるの?
個人レベルの対策
■ 使い捨てプラスチック製品の使用減
マイバッグや
マイボトルを使用し、
使い捨てプラスチック
( disposable plastic / single-use plastic )
の消費減
■ 適切なゴミ捨て
■ 包装の少ない商品を選ぶ
企業や政府レベルの対策
■ プラスチック利用の削減
プラスチックの代替素材
( alternative material )
の使用
■ 技術革新
■ 規制と政策
いつ頃から
話題になってきた?
マイクロプラスチックが話題に
なり始めたのは1970年代です。
1972年
北大西洋
サルガッソー海
(Sargasso Sea)
での調査で、
海洋に広がる
プラスチック粒子が
発見されました。
2004年頃から
マイクロプラスチックが
広く認識され、
社会的関心も
高まっていきました。
大学入試に
いつ頃から
出題され始めた?
2014年頃からです。
その後、ほぼ毎年の様に、
日本全国のいずれかの大学の
入試英語 長文問題に
出題されています。
例えば、
2020年には…
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・東京医科大学 医学部
・東北医科薬科大学 薬学部
・北里大学 医療衛生 獣医 海洋生命科学部
・東京外国語大学 前期入試
・早稲田大学 社会科学部
・法政大学 グローバル教養学部
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など、医学・理系・文系 問わず
出題されています。