オッカムの剃刀
Occam’s Razor
14世紀の哲学者・神学者
オッカムが使った考え方です。
「ある事柄を説明する際、
必要以上に多くを
仮定すべきでない」
つまり…
「物事を説明する時は、
できるだけ簡単な方法を
選ぶといいよ」
無駄な思考は
剃刀で切り落とす
ということ。
この思考方法は、
様々な学問分野で
応用されています。
以下、医学の例です。
シマウマ探し
Looking for Zebra
または単に
Zebra
「馬の
蹄(ひずめ)の音を
聞いた時、
馬ではなく、
シマウマを
思い浮かべてしまうこと」
つまり、
医師が患者の症状に対して、
まずは一般的な病気から考えず
稀(まれ)な病気を疑うこと。
医師にバイアスを持たない様、
戒(いまし)める言葉です。
なお、
上記と対極の考え方もあります。
ヒッカムの格言
Hickam’s dictum
米国の医師
ジョン・バンバー・ヒッカム
(John Bamber Hickam)
の言葉。
「どの患者も
偶然に
複数の疾患に
同時に罹患しうる」
複数の疾患が
同時に存在する可能性を
念頭に置き、
広い視野での診断を
推奨しました。
上記を使い分けて、
50歳未満の患者さんの診断:
「オッカムの剃刀」
50歳以上の患者さんの診断:
「ヒッカムの格言」
を当てはめると良い、
という考え方も
あるそうです。
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