in the top と THE top

冠詞 a / the 意味の違い

冠詞 a / the は重要です。

***************

◇ a ― 聞き手が知らない情報

◆ the ― 聞き手が知っている情報

***************

に対して使います。
その為、冠詞 a / the のどちらを使っているか意識することで、より素早く正確に情報を取りやすくなります。

例えば…

◇ “a person” 「聞き手が知らない人」

◆ “the person”「聞き手が知っている人」

となります。

 


さて、その他に、the はある集団の中の、特定部分にも使います。

例えば、ドラマ「ドクター・ハウス」の中に、こんなシーンがありました。

***************

キャメロン医師:
“I was in the top of the class.”
(学生時代にトップ集団にいたんですけど)

ハウス医師:
“But not THE top.”
(1位じゃなかったんでしょう?)

***************

キャメロン医師は、「トップ集団」ですので、the top と言っていますが、「集団の中」ですので 前置詞 in を使っています。

それに対し、ハウス医師は、You are not THE top.(まさに先頭を走るTHEトップ【1位】ではなかったんでしょう?)と揶揄します。

このようにある集団の中の特定部分に関しては、誰しもが想像が付くので、the 使います。

面白いのは、そこに前置詞が一つ入るだけで、さらに意味が豊かなやり取りになるということです。

 


「ドクター・ハウス」、医療のいろいろな背景知識も勉強になり、魅力あるドラマです。

もし機会ある際は、ぜひご覧ください。

 


お読みいただきありがとうございます。

本日が皆さまにとって、良い日でありますように。

にがみ塾 丹上卓哉

受動態を使う理由

■ 受動態って、いつ使うの?

海外の語学学校で英文法を習った際、「受動態を使うのはなるべく避けなさい」と習いました。

と、いうのも、そもそも英語には KISS (Keep It Short and Simple「表現する際、なるべく短く簡潔にする」)というルールがあるためです。

受動態は「O(目的語)を文頭に出す」に出す、という作業です。
例えば…

***************

◇ Tom broke the window.「トムはその窓を割った」

The window was broken by Tom.「その窓はトムによって割られた」

***************

Oを文頭に出すことによって、どうしても、文が長くなってしまいます。
前述、KISS のルールに反します。
それでも受動態にする理由は、S(主語)を隠すためです。

◇ Tom broke the window.「トムはその窓を割った」
と言うと、めっちゃトムを非難しているように聞こえなくもないです。

なので、聞き手の視点を、「トム」ではなく「窓」に移すために、the window をグイッと前に持っていきます。

The window was broken by Tom.「その窓はトムによって割られた」

これが受動態です。むしろ、トムを隠してあげるのが受動態の目的なので、最後の by Tom さえ要らないです。
なんとなく必ず by ~って付けるイメージがあるかも知れませんが、付けなくて大丈夫です。


さて、受動態を使う理由が他にもあるかなと思い、いつもお世話になっているイギリス人の先生と、その点について話しました。

すると、とても分かりやすいサイトを教えていただきました。

Perfect English Grammar “The Passive Voice”

このサイトによれば、passive voice(受動態)を使う理由は 6パターンあるそうです。

1.『焦点を変えるため』 (先ほどの[トムと窓]のように)

2.『誰がそれをやったかわからない、または、分かりきっている』 (例えば「車が盗まれた(犯人不明)」「彼は逮捕された(逮捕したのは警察←明白)」)

3.『事実や科学的な記述』 (大事なのは行為者ではなくその事実だから)

4.『フォーマルな文章で行為者を明示するのを避けるため』

5.『文章の最後でさらに情報を付け加える際』 (例えば「その本は○○氏によって書かれた」)

6.『主語が長いため』


ご興味ある際、ぜひ上記サイトをご覧ください。
本日もありがとうございます。
どうぞ良い一日をお過ごしください。

にがみ塾 丹上卓哉
 

松本道弘先生【a / the の使い分けかた】

元米国大使館通訳 松本先生 直伝【a / the の使い分けかた】

松本道弘先生が主宰する英語学習会『狼の森 The Forest of English Wolves』の塾頭を、私丹上がさせていただいております。
その打ち合わせなどで、松本道弘先生が「にがみ塾」にお越しになります。

先日、私の英文法授業をご覧になった際、松本先生が高校生にミニ授業をしてくださいました。


テーマ:【a / the の使い分けかた】

A PRESIDENT THE PRESIDENT
の違い

※下記の2文は意味が異なる
① HOW TO TELL A PRESIDENT “YOU’RE FIRED”
② HOW TO TELL THE PRESIDENT “YOU’RE FIRED”

A YOKOZUNATHE YOKOZUNA
の違い